• TOP > 
  • コラム
  • 【健康コラム】腰痛かも!と思った時に”職場でできる”腰痛対策&予防

    デスクワーク腰痛に苦しむ方に向けた今回のコラム!
    毎日のデスクワークにより「腰痛かも…」と感じる人も、既にひどい腰痛に悩まされている方にも、今回このコラムで紹介する腰痛対策・予防法は、痛みの改善だけでなく、自身の職場環境の見直しや腰痛の原因を知るきっかけにもなるかと思います。

    職場や在宅勤務において毎日長時間のデスクワークを行うことは、実はみなさんの体にとって大きな負荷がかかっています。体勢を変えない/運動量が少ないというのは、健康に最も大切な”血流”に大きな影響を与えるからです。

    このコラムを実践することで、より快適に過ごせることはもちろん、職場でのパフォーマンスアップや、退勤後や休日に今よりさらに楽しく過ごせるようになるかと思います!一緒に試してみましょう♪

    記事内容
    • 1.デスクワーク腰痛放置してはいけない理由
    • 2.デスクワーク腰痛の要因
    • 3.職場でできる腰痛対策&予防
    • 4.当院ができるサポート
    • 5.まとめ

    1.デスクワーク腰痛放置してはいけない理由

    デスクワーク中に感じる腰痛を放置することは、身体へのリスクを高める行動です。現在において問題が少なかったとしても、ある日突然強い痛みが生じたり、全身の歪みにつながったり、他の症状を併発する可能性は非常に高くなります。そのほかに腰痛を放置することによるリスクについてご紹介します。

    1. 仕事や日常生活に支障をきたす可能性がある

    腰痛は日常生活において非常に制約をもたらす可能性があります。例えば、座っている時間が長いデスクワークでは、腰痛が悪化することで集中力が低下し、仕事の生産性に悪影響を及ぼすことがあります。また、腰痛により日常的な活動や趣味、運動が制限され、生活の質が低下することも考えられます。

    2. 慢性的な腰痛につながる可能性がある

    腰痛を軽視し続けると、一時的な不快感が慢性的な問題に発展する可能性があります。長期間にわたり腰への負担が続くと、筋肉や関節に損傷を引き起こし、慢性的な腰痛や機能障害が生じる可能性が高まります。これにより、治療が難しくなり、腰痛が長期化するリスクが増します。

    3. 心身の健康に影響を及ぼす可能性がある

    腰痛は単なる身体的な問題にとどまりません。慢性的な腰痛によりストレスや不安が増加し、心身の健康にも影響を及ぼすことがあります。長期間の痛みによるストレスは、睡眠障害、うつ病、不眠症などの精神的な問題を引き起こす可能性があります。また、腰痛になりやすい日常姿勢を続けると、腰痛だけでなく慢性肩こりや頭痛、ひどいむくみ、最悪の場合デスクワークでもエコノミークラス症候群になることもあります。

    したがって、デスクワーク腰痛を放置せず、早期の対策を取ることが重要です。腰痛の症状が続く場合は、医療専門家に相談し、適切な治療と予防策を受けることが健康な生活を維持する鍵です。

    2. デスクワーク腰痛の要因

    デスクワーク腰痛は、長時間の座りっぱなしや特定の姿勢を維持することが主な原因となります。以下は、デスクワーク腰痛の主要な要因です。

    ー長時間の座りっぱなしー
    デスクワークでは、長時間にわたって座り続けることが多く、腰に負担がかかります。
    長時間同じ体勢でいることは、ある筋肉は過剰に使われ、別の筋肉は全く使われないというように筋力のバランスに崩れが生じてしまいます。筋肉は酷使すると緊張状態が続き血流悪化、習慣的に緊張しやすくなるので体の歪みに影響したり筋疲労で痛みやコリを生みます。逆にあまり使われない筋肉は筋力低下を起こし、必要な時に筋肉を十分に使えなくなったり、体を支えきれなくなってしまいます。つまり、全身の筋肉をバランスよく使うことが体にとって最も大切ということになります。
    デスクワークは、長時間に同じ姿勢になり、PCの画面に向かって体も歪みやすいので血流障害が起きやすい姿勢になり、またそれを長時間継続することで体に大きな負荷がかかります。

    ー姿勢の悪化ー
    モニターやキーボードとの距離、高さを適切に調整せずに作業をすると、身体の姿勢が悪化し、腰に不自然な負担がかかります。特に、顔が前のめりになるとストレートネックや、肩と背中に力が入りコリの症状が出たり、前かがみの姿勢や反り腰によって腰回りの筋肉に強いストレスがかかります。

    ー筋力の低下ー
    長時間のデスクワークは筋力低下を起こす可能性のある部位があります。

    腹筋:デスクワーク中、特に前かがみの姿勢が続くと、腹筋が弱化しやすくなります。腹筋は腰部の安定性を保つために重要な役割を果たしますが、姿勢の悪化や筋力低下が起こると、腰部への負担が増え、腰痛のリスクが高まります。

    腰方形筋:腰の周りを支える筋肉で、座りっぱなしの時間が長い場合、この筋肉が弱くなることがあります。腰方形筋の弱化は、腰痛や姿勢の悪化につながります。

    大腿筋: 大腿筋は太ももの前面にある筋肉で、座りっぱなしの姿勢が続くと、この筋肉が緊張しやすくなります。大腿筋の緊張は、腰部の不快感や姿勢の乱れを引き起こす可能性があります。

    これらの筋肉は、座りっぱなしのデスクワーク中に影響を受け、筋力低下が起こりやすい部位です。筋力低下を防ぐためには、定期的なストレッチや適切な運動を組み込み、腰部の筋肉を強化し、姿勢の維持に努力することが大切です。

    ー適切な休憩の不足ー
    適切な休憩を取らずに長時間作業を続けることは、筋肉の緊張や疲労を増大させ、腰痛のリスクを高めます。

    ー冷えー
    夏の冷房の効いた部屋や寒い冬は運動量の少ないデスクワークにおいて冷え症状が起きやすいです。
    特に腰から下の下半身の冷えに気付いた際は、注意が必要です。冷えた環境下では、血管が収縮し、血液の流れが制約されます。これにより、腰部に必要な酸素や栄養物が十分に供給されず、筋肉や組織への損傷や炎症が起こりやすくなります。炎症が腰痛を引き起こす要因となります。
    また、筋肉が収縮しやすくなり、腰回りの筋肉に影響を与え、筋肉が硬くなります。硬直した筋肉は、腰の動きを制限し、痛みを引き起こす可能性があります。

    これらの要因が重なることで、デスクワーク腰痛が発生しやすくなります。腰痛を予防するためには、姿勢の改善や適切な運動、ストレス管理などが重要です。

    3.職場でできる腰痛対策&予防6選

    腰痛の要因について深く理解したところで、自身のデスクワーク環境を振り返ってみましょう。

    下記を参考に自分に必要な対策をピックアップ!

    □休憩が取れてない・何時間も継続して座っている
    →①②④の対策&予防

    □既に腰痛に困っている
    →②④⑤⑥の対策&予防

    □冷え症状がある
    →①③④⑤の対策&予防

    □座り姿勢に違和感がある
    →④⑥の対策&予防

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    ▼自分に必要な腰痛対策&予防にチャレンジしてみましょう!▼
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ①ストレッチ

    定期的なストレッチを取り入れましょう。
    当院の臨床家が紹介する職場でもできるストレッチを紹介します。

    【慢性腰痛】改善!大臀筋ストレッチ

    ストレッチは硬くなった筋肉の柔軟性を高め血流を改善してくれます。

    ② 30〜1時間に一回立ち上がる

    長時間座りっぱなしを避け、30分から1時間ごとに立ち上がり、歩く・ストレッチをするなど軽い運動を行います。少しの時間でもこまめに体を動かしたり体勢を変えるだけで体への負荷は軽減します。

    ③ 足を冷やさない

    寒いオフィス環境で足を冷やさないように暖かい靴下を履き、足元を暖めましょう。自分用の膝掛けや靴下、スリッパを持っておくものお勧めです。在宅の場合は、冷房は27度・暖房は23度前後に設定し、極端な温度にしないようにしましょう。足は小さなストーブや温活グッズを使うのもいいですね。

    ④ デスクワークの姿勢管理

    デスクワーク時の姿勢改善は、姿勢を変えるだけではありません。デスクの高さ、椅子の高さ、画面の高さを自身の体に合わせることが第一優先です。
    当院の臨床家が解説するデスクワーク姿勢指導の動画はこちら↓

    【姿勢】国家資格者が教える!正しい座り方

    ⑤ 水分補給と排出

    十分な水分を摂り、適度な休憩時間にトイレに行くことで、体の循環機能を助けます。これは疲れにくい体を作るという点でもメリットがあります。1日に1,5L〜2L程度の水分が取れるよう心がけましょう。ジュースやコーヒーお茶は水の持つメリットと効果が異なりますので、気分や体調によってバランスよく選べるよう2種類の飲み物を持ち歩くこともお勧めです。

    ⑥ タオルやクッションを使って腰を支える

    腰部をサポートするために、椅子にタオルやクッションを追加しましょう。最近では、サポートグッズも販売されていますが、丸めた膝掛けでも効果はあります。

    4. 当院ができるサポート

    何をしても改善しない腰痛の方へ

    当院では、国家資格を保持した専門家が患者様に合わせた治療を提供します。鍼灸、整骨院、トレーニング、リハビリなど、様々なアプローチであなたに合った腰痛の改善を提案します。技術だけでなく最新の医療機器や診断機などの設備も充実しておりますので、お悩みの方は一度ご相談ください。

    ↓詳しくはこちら↓
    クリックして詳細をみる

    5.まとめ

    デスクワーク腰痛は放置せず、職場でできる対策を積極的に取り入れましょう。正しい姿勢やストレッチ、適切な休憩が腰痛予防に効果的です。また、腰痛が持続する場合は専門家のサポートを受け、早期の改善を図りましょう。健康な腰を維持し、快適な職場生活を送りましょう。

  • 【健康コラム】肩こりの原因は”巻き肩”にあった!巻き肩の要因(筋肉)の解剖学的解説と改善方法を紹介

    デジタル機器が発達した現在、スマホやパソコンの使用時間は、平均3時間以上と言われています。仕事上使用する方は10〜12時間という場合も少なくないかと思います。
    眼精疲労や視力低下は長年問題視されていますが、今特に注意されているのは姿勢変化です。テクノロジーの変化に合わせて未来の私たちの体も変化していくと様々な研究者によって注意喚起されています。

    今回は、ストレートネックに並び問題視されている巻き肩について紹介します。

    記事内容
    • 1.巻き肩とは?
    • 2.巻き肩改善方法
    • 3.自身で治せない場合の対処法
    • 4.当院ができるサポート
    • 5.巻き肩に関するよくある質問
    • 6.まとめ

    1.巻き肩とは

    巻き肩とは、肩甲骨の周りの筋肉や姿勢の問題に起因する状態で、肩が前に出てしまう姿勢のことを指します。この際、同時に顔も前に出てストレートネックを併発したり、背骨が曲がり猫背になることが多くあります。

    ①巻き肩による身体への悪影響

    この状態は、日常生活に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、巻き肩が慢性的に続くと、次のような問題が生じることがあります。

    ○肩こり
    巻き肩の状態では、肩の筋肉が緊張し、血流が悪化します。これが肩こりの原因となります。

    ○頭痛
    巻き肩が進行すると、首や背中の筋肉も影響を受け、頭痛が起こることがあります。

    ○姿勢の悪化
    巻き肩は姿勢を崩しやすくします。長期間続くと、背中が丸まり、腰痛や背中の痛みが生じることがあります。

    ②原因

    巻き肩の主な原因は、肩甲骨周りの筋肉の不均衡と姿勢の問題です。
    以下は、巻き肩の原因として考えられる要因です。

    ❶姿勢不良による過度な緊張
    長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、画面に向かって顔・肩が無意識のうちに近づいていることがあります。また、この姿勢を維持しようと脳は筋肉を緊張させるよう指示します。スマホやデスクワークの際にこの動作を継続した場合、脳がその状態を習慣化させ、慢性的な姿勢不良になってしまいます。

    ❷筋力低下と柔軟性低下
    巻き肩の場合は胸と背中の筋力バランスが関係します。

    2. 巻き肩改善方法

    ①知識編

    先ほどお話ししたように、巻き肩は姿勢不良が大きな要因と考えられます。

    巻き肩になる要因の筋肉としては、

    ❶大胸筋の柔軟性の低下
    ❷僧帽筋などの背面の筋力低下

    があります。

    姿勢改善は、意識のみで治そうとすると筋肉がさらに緊張し、コリや痛みが出てしまうということが多くあります。姿勢改善のステップとしては、現在の姿勢不良状態を見て、収縮している筋肉と伸長している筋肉のバランスをトレーニングで改善してあげることで、無理なく正しい姿勢を作れるようになります。

    巻き肩を改善するためには、まず正しい知識を持つことが重要です。

    ②実践編

    ①巻き肩改善ストレッチ
    大胸筋ストレッチ❶

    大胸筋ストレッチ❷

    大胸筋の柔軟性UPを目的とした2つのアプローチを紹介します。
    今回の動画も当院の国家資格を取得した臨床家による指導ですので安全度の高いものになります。
    2分以内にできるストレッチなので、朝や入浴後などルーティンとして生活に取り入れてみましょう。

    ②デスクワークの姿勢改善
    デスクワークにおける姿勢指導

    血行不良を起こしにくい正しい姿勢にチャレンジしてみましょう!

    ③スマホ使用の際の姿勢
    スマホを使用する際は、画面を目の前の高さまで持ってきましょう。顔を下に向けがちですが、端末の位置をかいることで、楽な姿勢のまま操作することができます。

    3. 自身で治せない場合の対処法

    自身で巻き肩を改善できない場合、専門家の助けを求めることが重要です。

    ー鍼灸ー
    鍼灸院での施術は、筋肉の緊張を和らげ、巻き肩の症状を改善するのに役立ちます。

    ー整骨院ー
    整骨院では、姿勢の調整やマッサージを通じて巻き肩の痛みを軽減できます。

    ートレーニング・リハビリー
    専門のトレーナーやリハビリテーションセンターで、適切なトレーニングを行います。

    4. 当院ができるサポート

    当院はオーダーメイド治療を実施しています。
    患者さんの症状のカウンセリングから、AIと国家資格保持臨床家による姿勢評価、体の状態を見極めた上で適切な手技を行い、痛みなどの強う症状がある場合は専門的な医療機器も使用することできます。治療による回復状態を見て、再発予防のためにトレーニングやリハビリ、ホームワーク指導を行います。

    慢性的でなかなか改善しない症状は当院にお任せください。

    ↓詳しくはこちら↓
    クリックして詳細を見る

    5. 巻き肩に関するよくある質問

    Q1: 左右の巻き肩の違いはありますか?
    左右の巻き肩に違いがあることがあります。一方の肩の筋肉がもう一方よりも強化されたり、姿勢の偏りが左右で異なることが巻き肩の特徴です。治療やトレーニングプランは、個々の症状に合わせて調整されるべきです。

    Q2: 巻き肩を予防するための方法はありますか?
    巻き肩を予防するためには、以下の方法が役立ちます。
    正しい姿勢:日常生活で正しい姿勢を保つことが大切です。
    休憩:長時間のデスクワークなどでは、定期的に休憩を取り、姿勢を正す習慣をつけましょう。
    適切なエクササイズ:筋力トレーニングやストレッチを積極的に行い、筋肉のバランスを保ちましょう。

    6.まとめ

    巻き肩は肩こりや姿勢の悪化など、さまざまな身体への悪影響をもたらす状態です。しかし、正しい知識と適切なケアを通じて、改善できる可能性があります。自身での対策が難しい場合、専門家のサポートを受けることが大切です。当院では、巻き肩に特化した治療とサポートを提供しており、患者の健康と快適な生活の回復を支援します。

  • 【健康コラム】運動していいの?ツライ五十肩の対処法|症状解説・治療・改善エクササイズ

    五十肩は、中高年の方によく見られる肩の痛みや運動制限を伴う症状です。しかしながら、外傷や肩の過度の使用によって若年層にも起こる症状でもあります。
    このコラムでは、五十肩についての基本情報から、ホームケアストレッチの方法まで詳しく解説します!

    記事内容
    • 1.五十肩とは何か?
    • 2.ホームケアストレッチの重要性
    • 3.ホームケアストレッチの実践方法
    • 4.鍼灸・整骨院・トレーニング・リハビリの選択肢
    • 5.まとめ

    1.五十肩とは何か?

    五十肩は、肩関節周囲の組織に炎症や変性が生じ、肩の運動制限と痛みを伴う疾患です。
    その名前からも分かるように、中高年層に特に多く見られますが、若い年齢層でも発症することがあります。医学的には「肩峰下滑液包炎」とも呼ばれ、肩の関節包や腱、滑液包に炎症が生じることが特徴です。

    ー主な症状ー
    ・肩の痛み
    ・運動制限
    ・肩のこわばり
    ・夜間の痛み
    ・寝返りが打ちにくい

    五十肩の正確な原因は、年齢、遺伝、疲労、姿勢の悪化、肩の過度な使用、代謝異常など様々です。

    五十肩は、症状が重くなることもあるため、早期の対処と適切なケアが重要です。

    2.ホームケアストレッチの重要性

    当院では、治療家が施術後にホームケア指導も行っております。
    なぜなら、私たちは専門的な技術で治療やサポートをすることはできますが、要因となる姿勢や動作の改善、日常でのトレーニングの積み重ねが、症状の改善や再発予防に最も重要だからです。また、ご自身で行う場合は、専門家の指導のもと、適切な可動域・方法・タイミングで行うことにより、安全で高い効果を得られます。そのほかに、適切なホームケアは以下のメリットがあります。

    1. 日常生活への影響を軽減

    五十肩の症状は日常生活に大きな制約をもたらすことがあります。しかし、適切なストレッチを行うことで、肩の柔軟性を向上させ、日常の動作や活動に支障をきたしにくくなります。例えば、服を脱ぐ、物を持つ、車の運転などがより簡単になります。

    2. 痛みの軽減

    五十肩による肩の痛みは非常に辛いものです。適切なストレッチを行うことで、痛みを軽減し、生活の質を向上させることができます。特に夜間の痛みを和らげるために、寝る前にストレッチを行うことが効果的です。

    3. 予防に役立つ

    五十肩の再発を防ぐためにも、ホームケアストレッチは役立ちます。定期的にストレッチを行うことで、肩関節の健康を維持し、再発のリスクを低減させることができます。

    4. 自己管理の重要性

    自宅で行えるため、継続的なケアが可能であり、専門家の指導を待つ間にも自身の健康状態をサポートできます。

    5. 専門家の治療と補完

    専門家の指導を受けながら、自宅でのストレッチを実施することで、治療効果を向上させることができます。

    総括すると、五十肩の管理と改善に不可欠な要素であり、肩の痛みや運動制限を軽減し、日常生活の質を向上させるための貴重な方法です。ただし、正しいストレッチの方法を学び、適切に行うために、医療専門家のアドバイスを受けることが大切です。

    3.ホームケアストレッチの実践方法

    一人でも多くの方に適切な治療とホームケアを知ってほしいという気持ちから、当院では国家資格を保持した臨床家によるホームケア指導をユーチューブや各SNSにて発信しています。

    今回は五十肩改善に向けた動画をご紹介します。
    ただし、五十肩の場合は、運動を行っていいタイミングと安静にした方がいいタイミングがあります。特に痛みが強い炎症期は安静に過ごすことが第一優先です。

    【五十肩】国家資格者が教える!リハビリエクササイズ

    不安な方は国家資格を持つ臨床家や医師にご相談ください。

    4.鍼灸・整骨院・トレーニング・リハビリの選択肢

    五十肩の治療と管理には、専門的なアプローチが必要です。

    徒手療法、鍼灸療法、医療機器による治療を行いますが、当院では正確な要因と患部の状態を見極め、その上で患者さんの日常生活への影響や治療期間なども踏まえて、適切な治療プログラムを提案することを大切にしています。 以下は、当院での五十肩の治療について具体例です。

    ・高度診断機器による測定
    姿勢診断(モーションキャプチャー)、エコーによる患部の確認、筋電図動作分析による主な原因となる筋肉の筋出力や活動レベルの測定をし、適した治療を導きます。

    ・提携クリニックによるMRI撮影を用いた分析
    提携クリニックにてMRIを撮影して、肩関節周囲炎における明確な原因に対するアプローチを行います。以下に挙げられているのは、肩関節周囲炎の原因となる可能性がある症状や病名です。
    ・烏口突起炎
    ・上腕二頭筋長頭腱炎
    ・肩峰下滑液包炎
    ・肩関節腱板炎(変性性、外傷性)
    ・石灰沈着性腱板炎
    ・肩関節拘縮(拘縮肩)
    ・関節包炎
    ・凍結肩
    これらの症状や病名を正確に理解し、診断することで、治療の方向性を決めることができます。

    ・効果を高めるアストロン
    アストロンは、超音波(1MHz、3MHz)と低周波(低〜高周波)を症状に合わせてコンビネーションで出力させることができる複合治療器です。
    治療と併用して医療機器を正しく使用することでより効果を実感できます。

    アストロン

    詳しくはこちらをご覧ください。
    こちらをクリック

    5.まとめ

    五十肩の改善に向けて、ホームケアストレッチは有用な手段の一つです。自宅で行える簡単なストレッチを通じて、肩の痛みや運動制限を軽減し、日常生活の質を向上させましょう。また、専門家のアドバイスも受けつつ、症状の改善に向けた継続的な努力が大切です。

  • 【健康コラム】ツライ肩こりを即効ケア!臨床家が解説する<肩井のツボ>セルフ指圧

    慢性的に肩こりに悩む方、時々日常生活に影響するほどの肩こりに悩まされる方も少なくないかと思います。そんな方々にとって効果の高いセルフケアは知っておきたいものですよね。

    今回のコラムでは、臨床家が実際に解説する動画とともに肩こりに効く肩井のツボについて深掘りしていきます!

    記事内容
    • 1.肩こりはなぜ起こる?
    • 2.肩井のツボとは
    • 3.Let’s try!
    • 4.セルフケアでは治らない肩こりの対処法
    • 5.肩こり改善に関するよくある質問
    • 6.まとめ

    1.肩こりはなぜ起こる?

    長時間同じ姿勢を続けたり、重い物を持ち上げたりすることで、肩の周りの筋肉が緊張し、こりを引き起こす<筋肉の緊張>が原因の場合や、運動不足による<血行不良><体の冷え>など原因は様々に考えられます。

    また、姿勢・動作が原因の場合の具体例は以下です。

    ・前かがみの姿勢
    長時間スマートフォンやコンピューターの画面を見ていると、首を前に突き出すことがあり、これが肩こりの原因になります。

    ・デスクワーク
    長時間のデスクワークで、悪い姿勢を続けることがあります。特に、背中が丸まり、肩が前に出るような姿勢は肩こりのリスクが高まります。

    ・肩に重い荷物を持つ
    重いカバンやリュックサックを片方の肩にかけて持つことがあると、その肩の筋肉が緊張し、肩こりを引き起こす可能性があります。

    ・モニターを下向きに見る
    モニターや本を下向きに見ることで、首を前に曲げる必要が生じ、これが肩こりの原因となります。

    ・長時間の運転
    車の運転中、ステアリングホイールを握り続けることで、肩と首の筋肉が疲労しやすくなります。

    ・腕を長時間上げる作業
    腕を長時間上げたまま作業をする場合、特に手を挙げた状態で物を保持すると、肩の筋肉が過度に負担され、肩こりが生じやすくなります。

    ・長時間座りっぱなし
    長時間座っていると、背中が丸まりやすく、筋肉の緊張が増加し、肩こりが起こりやすくなります。

    これらの姿勢や動作は、筋肉の緊張や血行不良を引き起こし、肩こりを招く可能性があります。

    次に、肩こりの要因となる筋肉を紹介します。
    こちらも、原因となる動作や姿勢、その他のきっかけにより個人によって要因となる筋肉が異なります。

    ー三角筋ー
    三角筋は背中から首、肩にかけて広がる大きな筋肉で、肩こりの一般的な原因となります。この筋肉は、肩を持ち上げたり、首を傾けたりする動作に関与します。

    ー僧帽筋ー
    僧帽筋は首から肩甲骨の上部にかけて伸びる筋肉で、肩こりの主要な原因となることがあります。この筋肉は、肩甲骨を上に引き上げる役割を果たします。

    ー菱形筋ー
    菱形筋は肩甲骨の内側に位置し、肩甲骨を中央に引き寄せる役割を担っています。筋肉の不均衡や緊張が生じると、肩こりの原因になります。

    ー胸鎖乳突筋ー
    これらの筋肉は胸部に位置し、肩と胸の連動を支える役割を果たします。姿勢の悪さや筋肉の緊張によって、肩こりが引き起こされることがあります。

    ー首の筋肉ー
    首の筋肉群も肩こりに関与します。特に僧帽筋の付着点近くにある筋肉や、首の後ろにある筋肉が重要です。

    これらの筋肉が長時間緊張し、血流が制限されると、肩こりが生じる可能性が高まります。

    2.肩井のツボとは

    肩井ツボは、肩こり改善にとても有効的なツボです。名前からも分かるように、肩の筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。指圧や鍼治療などを通じて刺激されると、緊張した筋肉がリラックスし、肩こりの症状が軽減されることがあります。

    そのほかにも、首の痛み、頭痛、ストレス、不眠症などの症状の緩和に役立つとされています。

    3.Let’s try!

    肩井のツボは、首の付け根から肩先のちょうど真ん中あたりにあり、セルフ指圧できる位置です。

    臨床家による解説動画を見ながら一緒にやってみましょう♪

    肩井のツボセルフ指圧

    4.セルフケアでは治らない肩こりの対処法

    セルフケアでの改善が見込みがないと感じた場合、治療院への受診をお勧めします。
    この場合、要因の可能性がある過度の筋緊張がご自身では対処できない状態になっている可能性や、そうなってしまった原因に骨の歪みがあったり、全身の筋バランスの乱れがある可能性が考えられます。
    体と治療技術の専門知識を持つ臨床家の評価と治療、そしてリハビリより、さらに悪化することを食い止め、再発防止を目的とした改善を目指すことができます。

    当院は、国家資格者による治療とAI姿勢診断、2Dエコーなどの診断機器や医療機器があり整った治療環境にあります。

    お悩みの方は、お気軽にご相談ください。

    5.肩こり改善に関するよくある質問

    • 肩こりを予防するために何をすべきですか?
      肩こりを予防するためには、正しい姿勢を保ち、適度な運動を行い、ストレスを管理することが大切です。定期的なストレッチやストレングス・トレーニングもおすすめです。

    • 肩こりにアイシングや温湿布は効果がありますか?
      肩こりの初期段階ではアイシングや温湿布が助けになることがあります。ただし、状態によって冷やすか温めるか異なる場合があります。一般的には慢性の場合温め、急性の場合冷やすことが推奨されます。

    • 肩こりが慢性化した場合、どのように対処すべきですか?
      慢性的な肩こりの場合、医師や理学療法士に相談することが重要です。専門家が原因を特定し、適切な治療やエクササイズを提案します。

    • 肩こりに鍼治療は効果がありますか?
      鍼治療は一部の人にとって肩こりの緩和に役立つことがあります。ただし、鍼治療を受ける際には経験豊富な専門家に相談することが大切です。

    • 肩こりの予防にどのような日常的な習慣が役立ちますか?
      日常的な習慣としては、姿勢の注意、運動習慣の確立、ストレス管理、適度な休息と睡眠、デスクワーク中の適宜の休憩などが肩こりの予防に役立ちます。

    6.まとめ

    肩こり解消に肩井のツボ指圧は有効的です。セルフケアでの改善が見込めない場合は、早期に治療院に頼ることをお勧めします。

  • 【健康コラム】原因は”立ち方”にあった!?治らない肩こり・腰痛・首痛【慢性症状】を正しい立ち方で改善する方法

    つい最近マッサージに行ったのにまた肩が凝ってる…/今日は大事な仕事があるのに急に腰が痛い!…など、なんとなくどうにか誤魔化してきた慢性症状が大事な場面で悪化したり、思いがけず繰り返したりなど皆さん経験したことがあるのではないでしょうか?

    実は慢性症状の原因は、あなたの生活の中に隠れている場合がほとんど!
    この記事では、繰り返す慢性症状の改善に焦点を当て、その改善方法を詳しく解説していきます。ちょっとした知識と意識で長年悩んできたその症状が大きく改善するかもしれません。

    記事内容
    • 1.慢性症状とは?
    • 2.要因は日常生活の中に!?
    • 3.「正しい立ち方」とは
    • 4.「正しい歩き方」とは
    • 5.「正しい座り方」とは
    • 6.姿勢改善!日常生活に取り入れるコツ
    • 7.専門家による姿勢の重要性とアドバイス
    • 8.姿勢改善の4つのポイント
    • 9.まとめ

    1.慢性症状とは?

    慢性症状とは、しばしば長期間にわたって持続し、日常生活に不快や不便をもたらす症状のことを指します。一般的に急性症状とは異なり、数週間以上、数ヶ月、場合によっては数年にわたって続くことがあります。肩こり、腰痛、首痛などの症状も、この慢性症状に該当します。

    慢性症状が進行すると、日常生活において仕事や趣味、社会活動などに支障をきたすことがあり、痛みや不快感が続くことで、体力や精神的な健康にも影響を及ぼす可能性もあります。そのため、早期に適切な対処を行い、慢性症状を軽減することが重要です。

    代表的な慢性症状の具体例をいくつか挙げてみましょう。

    肩こり

    肩の周りや首に痛みや緊張感が続く症状。悪い姿勢や長時間のデスクワーク、ストレスなどが原因となることが多い。

    腰痛

    腰部や腰からお尻にかけて痛みを感じる症状。運動不足や姿勢の乱れ、筋力の低下が関連していることがあります。

    首痛

    首の後ろや側面、肩に痛みや違和感がある症状。携帯電話の使用姿勢やパソコン作業の影響が考えられます。

    腱鞘炎

    手首や指に痛みや炎症が生じる症状。繰り返しの同じ動作や手の使いすぎが原因となることがあります。

    関節痛

    膝、肘、手首などの関節に痛みや違和感がある症状。関節の負担や炎症が影響することがあります。

    慢性頭痛

    長期間にわたって続く頭痛。ストレス、姿勢の悪さ、不規則な生活習慣が原因とされることがあります。

    背中の痛み

    背中全体や特定の部位に痛みがある症状。姿勢の乱れや筋肉のバランスの偏りが関与することがあります。

    これらの慢性症状は、単なる一時的な不快感ではなく、長期間にわたって続くため、その改善には継続的な努力が求められます。

    2.要因は日常生活の中に!?

    下記の項目にあなたはいくつ当てはまりますか?

    □歯磨きの時に首や肩に力が入ってる、壁にもたれたり片脚重心になっている
    □デスクワークの際、顔が画面に寄っている
    □仕事をする時に肩に力が入っている
    □料理や家事の際に体のあちこちが力んでいる
    □信号待ちの際に片脚重心になっている
    □電車の中で下を向いてスマホを使っている
    □床に落ちたものを拾う際に膝を曲げていない
    □勢いよく重いものを持ち上げる
    □よく足を組む

    どうでしょうか?1つでも当てはまる方は、似たような動作の際や無意識に様々な場面で体にとって負担のかかる姿勢や動作を行なっている可能性があります。

    姿勢改善は、真っ直ぐ立っている時だけでなく、何気ない日常の場面や移動中仕事中など、生活の全体で意識改善する必要があります。

    3.「正しい立ち方」とは

    下記の動画を見て「正しい立ち方」について理解しよう♫

    【姿勢】国家資格者が教える!正しい立ち方

    4.「正しい歩き方」とは

    下記の動画を見て「正しい歩き方」について理解しよう♫

    【歩き方】国家資格者が教える!正しい歩き方

    5.「正しい座り方」とは

    下記の動画を見て「正しい座り方」について理解しよう♫

    【姿勢】国家資格者が教える!正しい座り方

    6.姿勢改善!日常生活に取り入れるコツ

    正しい姿勢を維持するために、日常生活で気をつけるべきポイントがいくつかあります。以下に、姿勢改善を促進するための日常的なコツをいくつか紹介します。

    1.デスクワーク時の姿勢

    デスクワーク中は、モニターの高さやキーボードの位置を調整して、正面を見つめる姿勢を保つようにしましょう。背中を背もたれにしっかり付け、肘は机の上に軽く置くと良いです。また、定期的な休憩で立ち上がり、軽くストレッチを行うことも重要です。
    ⭐️「正しい座り方」動画を参考に!

    2.歩行時の姿勢

    歩く際には、背筋を伸ばし、頭を上に向けて前を見つめるように心がけましょう。肩はリラックスさせ、腕は自然に揺れるように振ることで、全身のバランスを保ちながら歩くことができます。
    ⭐️「正しい歩き方」動画を参考に!

    3.携帯電話やスマートフォンの使用

    携帯電話やスマートフォンを使う際には、顔を下に向けるのではなく、目線を上に向けるように心掛けましょう。この姿勢は首への負担を軽減し、首痛や肩こりの予防に役立ちます。
    ⭐️「正しい立ち方・座り方」動画を参考に!

    4.歯磨きやドライヤー中の姿勢

    足の裏でしっかりと体を支え、頭は真上に引き上げましょう。ものを持つときは肩の力を抜いて脇を締め、力まず行なってみましょう
    ⭐️「正しい立ち方」動画を参考に!

    5.食事中の姿勢

    顔は正面を向くようにして、口元までお皿や料理を運びましょう。いい姿勢で食べると呼吸しやすく風味をより感じられます。
    ⭐️「正しい座り方」動画を参考に!

    7.専門家によるアドバイスとケアの重要性

    姿勢の悪化は様々なリスクを与えます。二足歩行の私たちは2つの足の裏から大きな体の部位を複数支えています。支える面積が小さい分、中心がずれてしまうと筋肉で引っ張りあって体を支えようとしてしまいます。これにより筋肉への過度の緊張やダメージを与えてしまうことになります。

    例えば…
    猫背とは、首が前に突き出して背中が丸まった状態のことです。
    人の頭の重さは約6kg、Lサイズのスイカほどもあり、寝ている時以外はこの重量を背骨が支えています。
    頭が背骨の真上にあれば背骨全体で支えられますが、猫背になると骨だけでは支えきれず、骨をサポートする筋肉に負担がかかり、こりや痛みが生じます。

    日常生活の中で、このようなバランスの崩れた姿勢時間が長いほど、怪我や慢性症状を起こしやすくなりますし、同時に体は習慣化しますので正しい姿勢を覚えるための時間もかかってしまうようになります。改善したい方は”今”から取り組むことが重要です!

    8.姿勢改善の4つのポイント

    姿勢改善には下記の4つが重要です

    ①自身の姿勢バランス・動作の癖を知ること(鏡や写真、専門家の評価)
    ②長年の姿勢の癖で崩れてしまった骨の歪みを改善すること(整骨院や専門機関で行いましょう)
    ③負担のかかっている筋のストレッチやトレーニングを行いましょう
    ④いい姿勢のポイントを理解し、生活の中で習慣化していきましょう

    当院でも姿勢改善を行なっておりますのでご希望の方はお問い合わせください。

    9.まとめ

    慢性症状は長期にわたる痛みや不快感で、肩こりや腰痛などが含まれます。日常生活での姿勢や動作が影響し、仕事や生活に支障をきたすことも。姿勢改善のコツとして、デスクワークや歩行時の姿勢に注意し、スマートフォンの使用や日常動作も見直すことが大切。また、専門家のアドバイスやケアも重要で、姿勢の正しい習慣を身につけることが勧められます。姿勢改善には自身の姿勢バランスを知り、骨の歪みを整骨院で調整し、負担のかかる筋肉をケア。正しい姿勢の維持を日常生活に取り入れることで、慢性症状の軽減や予防が可能です。少しずつ取り組んでいきましょう!